2019年の年末にイスラエルへ旅行しました。
エルサレムとテルアビブを拠点にイスラエル国内を色々観光しました。
今回はエルサレム滞在時に日帰りで行ったパレスチナのヨルダン川西岸地区(WEST BANK)のベツレヘムの旅行記です。
エルサレムからバスでパレスチナ・ベツレヘムへ
旅の始まりは、エルサレム旧市街の「ダマスカス門」前にあるアラブ系のバスターミナルから。ここからパレスチナのベツレヘムへ向かう路線バスが出ています。

運賃は6.8シュケル。7シュケルを支払いましたが、細かいお釣りは返ってこないので注意。
ターミナルには数台バスが停まっていて、当時ベツレヘム行きは231番だったと思います。

バスに揺られること約1時間。イスラエルとパレスチナを隔てるゲートを越えてベツレヘムに到着しました。入国審査のようなものはなく、イスラエルからパレスチナへは驚くほど「ノーチェック」でスルー。しかし、帰りの厳重さを考えると、この対比が非常に印象的でした。
聖誕教会とベツレヘムの美しい街並み
どこで降りたらよいのかわからなかったので、皆が降りる場所で降りてみました。運よく正解でした。10時頃にバスを降り、まずはベツレヘムの中心地である「降誕教会(聖誕教会)」を目指します。
ここはイエス・キリストが生まれたとされる場所に建てられた、世界最古のキリスト教会のひとつです。

道中、ベツレヘムの美しい街並みを楽しみながら歩を進めます。
街並みはエルサレムの市街地とあまり変わらず綺麗でした。

降誕教会前にある広場には、クリスマス後という事もあって大きなクリスマスツリーやサンタクロースの人形などが飾られてました。
中東の砂漠に近いエリアにクリスマスのデコレーションがとても違和感を感じましたが、ココがイエス・キリストが生まれた地だと考えると、全然おかしくないのです。
降誕教会の詳細はこちら:
キリスト生誕の地、ベツレヘムの降誕教会を見学
降誕教会をじっくり見学した後は、聖母マリアが授乳したと伝わる「ミルク・グロット」へも立ち寄りました。

ミルク・グロット教会は降誕教会から歩いてすぐの場所にあり、一緒に巡るのが良いと思います。
街中に点在する「バンクシーのアート」探し
次なる目的は、正体不明のストリートアーティスト・バンクシー(Banksy)の作品探しです。ベツレヘムの街には、彼の風刺的なアートがいくつも点在しています。

事前にネットで調べた場所の情報は少し曖昧でしたが、自分の足を頼りに街中を歩き倒し、無事に各スポットを見つけ出すことができました。
バンクシーの絵の場所をGoogle Mapにまとめました:
ベツレヘムのバンクシー作品の場所一覧
偶然見つけた「ベイト・サフール」の美しい集落
バンクシーの絵を探している最中、偶然「ベイト・サフール」という地区に迷い込みました。白い建物にカラフルな扉が映える、とても印象的で美しい集落でした。

街を散策していると、この街と日本との関係性を発見できます。詳しくは下記のリンク先で書いてます。
白い街並みにカラフルな扉、ベイト・サフール:
ベツレヘムの隣町、ベイト・サフールの散策記
「Stars & Bucks」スタバでちょっと一休み
再びベツレヘムの中心街に戻ってくると、「I ♡ BETHLEHEM」のモニュメントや、意外にもケンタッキーフライドチキン(KFC)が並ぶ現代的な景色が広がっています。

歩き疲れたので休憩しようと見つけたのが、あの有名チェーン店スタバを彷彿とさせる……というか、完全にパロディ(?)した「Stars & Bucks Coffee」。

本家スタバと同様、お店にはスタバグッズが販売されています!
本家より気になる?スターズアンドバックス:
ベツレヘムで見つけた「Stars & Bucks coffee」に行ってみた
分離壁のアートと緊迫のチェックポイント
休憩を終え、最後に向かったのはイスラエルとパレスチナを分断する「分離壁」です。巨大な壁には、平和への願いや政治的なメッセージが込められた数々の壁画が描かれていました。

壁に描かれたメッセージを追う:
分離壁に描かれたアートと平和への願い
壁沿いに歩いていくと、イスラエル側へ戻るための「チェックポイント(検問所)」が現れます。行きとは一転し、ここはまるで国境のイミグレーション。パレスチナの人々に対する厳重なセキュリティチェックが行われており、この地の複雑な現実を突きつけられる瞬間でした。

このチェックポイントは観光客も通過する事ができます。
流れは通常の国境と同様の流れになります。
分離壁のチェックポイントを越える:
パレスチナからイスラエルへ、チェックポイント通過の記録
日帰りでも濃密なベツレヘムの旅
チェックポイントを抜けた後、イスラエル側で待機していた路線バスに乗り込み、エルサレムへと戻りました。ダマスカス門に到着したのは夕方の17時。

朝から夕方までの日帰り旅でしたが、聖地としての歴史、バンクシーのモダンアート、そして分断の現実。ベツレヘムという街の多面的な姿をしっかりと見学できた、忘れられない一日となりました。






