年末年始、中国国際航空の関空発北京経由ジャカルタ行きでインドネシアへ行った時の話です。
北京での乗り継ぎ時間が80分という短さで、かつ年末年始だったので、ロストバゲージや乗継便に乗り遅れる可能性がとても高いと思い、ロスバゲしても安心のため預入手荷物にAirtagを仕込んでおきました。今回はAirtagを仕込んだ手荷物の追跡状況を報告します。
▼北京乗継80分の様子はコチラ▼
ロストバゲージ(ロスバゲ)とは
ロストバゲージとは出発時に手荷物カウンターで預けた荷物が、どこかへ行ってしまい手元に戻ってこない事をいいます。
ロストバゲージになる原因としては
- ヒューマンエラー:タグの記載ミス、荷物の積み間違い、タグが外れてしまうなど。
- 荷物の遅延:乗り継ぎ便での荷物の積み替えミスなど。
- 他の空港への誤配送:タグの記載ミスなどで別の空港へ運ばれてしまう。
- 紛失:荷物が途中で行方不明になる。
今回の旅行で最もロストバゲージする可能性がある原因としては二番目の「荷物の遅延」。
75分しかない乗継時間、北京への到着の遅れや、年末年始の混雑で積み替えに時間がかかる可能性がありました。
AirTag(エアタグ)とは
AirTag (エアタグ)とは、Appleが開発した紛失防止タグ。鍵や財布、バッグなど、大切な持ち物にとり付けて、紛失時にiPhoneで位置情報を確認したり、音を鳴らして場所を特定したりすることができます。
旅行出発の直前に思い出し、急遽近所の家電量販店へ買いに行きました。AirTag一個で約5000円でかなりお高いです。最近ではApple以外のメーカーからジェネリックAirTag、安価なものが出回っているのでそちらを買う事をおすすめ。
AirTagを仕込んで関空~北京~ジャカルタの空旅
関空での様子

僕が飛行機の搭乗口前にいて、バッグがチェックインカウンター付近にいてます。
北京乗換時の様子

北京到着してスマホを空港Wifiにつなぎ、バッグの場所を確認するとまだ大阪付近にあることになっています。アプリをよく見ると「最後の確認:4時間前」になってました。つまり、現状どこにあるのか分からない状態。
ジャカルタ到着時の様子

ジャカルタに到着してイミグレの行列に並んでいる時に確認しました。荷物は北京には到着していたようです。
結局ロストバゲージは起きなかった
インドネシア・ジャカルタの空港の手荷物受取所のターンテーブルを眺めていると、僕のバックが何事もなかったかのように普通に出てきました。
心配していた北京でロストバゲージは起きなかったようです。

AirTagのほかにアナログのダイソーで買ったバッグ用ネームタグもつけてました。
AirTagが反応しなかった理由は?
ここで一つ疑問が残ると思います。
北京やジャカルタでAirTagの場所が実際の場所と相違があった点です。
その理由としてはAirTagの仕組みによるものでした。
AirTag自体にはGPS機能がないため、単独で位置情報を特定することはできません。AirTagの位置情報は、周辺のAppleデバイス(他人のデバイスも含む)を通じて確認するため、Appleデバイスがない場所では位置情報を取得できません。
つまり関空で預けたAirTag付の荷物はコンテナに入れられ飛行機の貨物室に格納されます。そうされているあいだAppleデバイスと接触する機会がほとんどなく、位置確認時に実際の場所との相違がでたのでした。
AirTagで追跡する時の注意点
預入荷物はコンテナ等で運ばれているため、AirTagをつけていてもリアルタイムに正確な場所を教えてくれません。乗継時にアプリ上で荷物が現地になくても焦らないように。
AirTagが本当に機能を発揮するのはロストバゲージ後の話になります。
▼ロスバゲする恐れがあった北京乗継80分の様子はコチラ▼


