大阪府泉南市樽井に、釣り好きなら一度は訪れたい、珍しい名前を持つ神社があります。
その名も「茅渟神社(ちぬじんじゃ)」。

今回は、釣行の安全と大漁を祈願できる由緒あるこの神社の概要と、参拝した際に遭遇した、樽井秋祭り「やぐら」の魅力を紹介します。釣り好きの方や、地元の伝統的な祭りに興味がある方は必見です!

釣りの神様!「茅渟(ちぬ)」の由来と神社の概要

茅渟神社は、大阪湾一帯がかつて「茅渟の海(ちぬのうみ)」と呼ばれていた頃からの名残を持つ、非常に歴史ある神社です。

茅渟神社入口
茅渟神社入口

神社の周囲は集落で、大通りからは見えません。静かな集落の中に鎮座してます。

古代から漁業者を見守る由緒ある社

創建は平安時代中期にさかのぼり、現在の本殿は安土桃山時代に建立されたものと伝わっています。

茅渟神社本殿
茅渟神社本殿

この神社の名前にもなっている「ちぬ」とは、関西地方でクロダイを指す呼称であり、古代から海に出る人たちを守る神社として存在してきました。

茅渟神社の主祭神と由来
茅渟神社の主祭神と由来

主祭神は、天照大御神の御子である八柱の神々です。このうち三女神は海上を司り、航海安全・大漁豊漁・交通安全の神様として厚く崇敬されています。このご利益こそ、釣り人にとって最高の魅力と言えるでしょう。     

釣り人の信仰を集める授与品

茅渟神社では、釣り人のための特別な授与品があります。
釣りが趣味である私も、今回の参拝では日頃の釣行安全と爆釣を心から祈願させていただきました。

授与所では、「釣御守」や、釣行安全・大漁祈願のための「ストラップ」が授与されています。これらは財布などに入れて常に携行しておくのが良いとされてます。   

茅渟神社のちぬみくじ
ちぬみくじ

また、ユニークな授与品として知られるのが「ちぬみくじ」です。まるで釣りを楽しむように、釣竿を使ってクロダイの形をしたおみくじを釣り上げます。私が参拝した際も「ちぬみくじ」はありましたが、残念ながらタイミングが合わず体験できませんでした。次回参拝時の楽しみにとっておきたいと思います!

迫力満点の「やぐら」と茅渟神社の深い関わり

茅渟神社を語る上で欠かせないのが、毎年10月の第二土・日曜日にお祭り、通称樽井秋祭り(やぐらまつり)です。

やぐらが先導する府内でも珍しい「渡御」

私が参拝したのは、ちょうど10月の秋祭りの日でした。神社の例祭には「獅子講」「宮元講」「戎福中講」「濱中講」の四つの講のやぐらが宮入し、地域全体が熱気に包まれます。

四つの講のやぐら
四つの講

祭りのメインイベントの一つである二日目の「渡御(とぎょ)」では、四台のやぐらが先導し、その後にお稚児さん、そして御神輿が続くという府内でも珍しい隊列を組んで、神社から樽井の浜へ向かうのが特徴です。

この日、私も近くで曳行されるやぐらに偶然遭遇し、その迫力を肌で感じることができました

樽井秋祭りのやぐら
樽井秋祭りのやぐら

茅渟神社の秋祭り「やぐら」については、以下の特集記事で詳細にご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください!

【大阪】泉南樽井秋まつり「やぐら」-宮元講の宵宮曳行

参拝の証に!茅渟神社の御朱印情報

茅渟神社では、参拝の記念として御朱印(300円)をいただくことができます。

茅渟神社御朱印

御朱印の受付を行う授与所の時間は、9:00から17:00となっています。時間外の参拝を予定している場合は、事前に神社に電話で確認を取ると安心です。   

釣り人を歓迎する歴史と祭りの迫力が交差する場所

茅渟神社は、古くからの海の信仰を受け継ぎ、現在も釣り人たちの安全と大漁を祈願できる、非常に珍しい神社です。

ちぬ(クロダイ)の石碑
ちぬ(クロダイの石碑)

ユニークな「ちぬみくじ」や釣り人向けのお守りがあり、さらに秋には迫力ある「やぐら祭り」の中心地となる、魅力が詰まったスポットです。

大阪を訪れた際は、ぜひこの茅渟神社を訪れて、歴史の深さと祭りの熱気を感じてみてはいかがでしょうか。そして、心ゆくまで釣行安全と大漁を祈願してください!

(※記事内の写真は2025年10月に私が実際に撮影したものを利用しています。)

場所はこちら

所在地: 大阪府泉南市樽井5丁目11番9号
※専用の駐車場が特定できませんでした。
車での訪問は樽井駅前のコインパーキングや神社周辺のコインパーキングの利用をお勧め。

投稿者 iryota_gram

大阪府出身の男、サラリーマン。 学生時代から旅を始め、旅歴は約20年。アジアを中心に歩き回っています。 保有資格:二級小型船舶免許、普通二輪免許、二級施工管理技士(建築)

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