2020年1月ベトナム縦断の旅、最後に辿り着いたのは北部の中心地ハノイ。ここで手配したハロン湾クルーズは、「龍が降り立った湾」の名にふさわしい絶景でした。
今回は、日本人宿「EZ STAY HANOI」で申し込んだ日帰りツアーの体験談とともに、ハロン湾の成り立ちやクルーズ事情を紹介します!
5億年の結晶!ハロン湾の地形はどうやってできた?
ハロン湾には約2,000もの石灰岩の島々が浮かんでいます。この独特な「タワーカルスト」地形は、5億年という時間をかけて作られました。

- 始まりは5億年前
かつてこの地は暖かい浅瀬の海でした。サンゴや貝の死骸が積み重なり、厚い石灰岩の層が形成されました。 - 化学的風化
二酸化炭素を含んだ弱酸性の雨水が石灰岩を溶かす「カルスト化」が進行しました。 - 海の侵入
地殻変動で隆起した山々が、後の海進によって海に沈み、現在のような「沈水カルスト」景観が完成したのです。
1994年にユネスコ世界自然遺産に登録され、2000年にはその地質学的な価値が改めて認められました。
ハノイからハロン湾へ:ツアーvs自力、どっちが正解?
ハノイからハロン湾までは約180km。以前は4時間以上かかっていましたが、現在は高速道路の整備により約2.5〜3時間でアクセス可能です。
今回私は、宿泊していた「EZ STAY HANOI」の受付で募集していた日帰りツアーに勢いで参加しました。
- ツアーのメリット
移動、現地での船の手配、昼食、ガイドが全てセット。個人でバラバラに手配するより安く、手間もかかりません。 - 道中の注意点
多くのツアーが途中で提携のお土産店に立ち寄ります。ハノイでも買える「コピ・ルアク(ジャコウネココーヒー)」を勧められることもありますが、興味がなければスルーでOKです。

圧倒的な船の数!活気あふれるハロン湾クルーズ
港に到着して驚いたのは、その活気です。ハロン湾には現在、約500隻の観光船が登録されており、毎日多くの観光客を乗せて出港します 。

私が乗ったのは、1階がレストラン、2階が展望デッキになった2階建て木造船。海へ出ると、景色もさることながら、まるで漁礁に集まる漁船のようにひしめき合うクルーズ船の多さに圧倒されました。

クルーズでのランチタイム

ツアーの醍醐味の一つが船上ランチ。低価格ツアーの場合はシンプルな料理が多いですが、景色を見ながらの食事は格別です。

船には地元の漁民がボートで乗り付けて、新鮮な魚介類を直接売りに来ることもあります。その場で調理してもらうことも可能ですが、こちらは別料金なので予算に合わせて楽しみましょう。

アクティビティの目玉:カヤック体験と鍾乳洞
ハロン湾観光は、主に5つの公式ルートに分かれています。多くの日帰りツアーには、以下の人気アクティビティが含まれています。
ルオン洞窟(Luon Cave)でカヤック
波の穏やかな入り江でカヤック、または手漕ぎのバンブーボートを選べます。私はルオン洞窟をカヤックで巡りましたが、周囲もボートだらけで救命胴衣も完備されているため、初心者でも安心して楽しめました。

ティエンクン鍾乳洞(Thien Cung Cave)
「天の宮殿」を意味するこの鍾乳洞は、ルートに含まれる定番スポットです。ライトアップされた内部は幻想的でした。

2025-2026年最新情報:進化するサステナブル観光
ハロン湾は今、環境保護に力を入れています。

- プラスチック持ち込み禁止
2018年から使い捨てプラスチック(ストローや袋など)の持ち込みが厳しく制限されています。 - 安全管理の強化
全ての船にAIS(自動識別装置)の設置が義務付けられ、リアルタイムで安全が監視されています。 - 観光目標
2026年には年間2,200万人の観光客誘致を目指しており、さらに快適でクリーンな観光地へと進化しています。
ハロン湾はツアー利用が効率的!
朝ハノイを出発し、アクティビティを終えて戻ってきたのは17:30頃。夜はハノイ旧市街で夕食を楽しむ余裕もあり、日帰りでも十分に満喫できました。

行ってみて思いましたが、全ての行程を自分で段取りするのはコスパが悪いような気がします。
「ハロン湾の絶景を手軽に楽しみたい」のであれば、移動や手配の面倒がない日帰りツアーを利用するのがおすすめです。
