隠岐諸島・島前(どうぜん)に位置する「中ノ島(海士町)」。 2020年8月、西ノ島を拠点に自転車とともにフェリーで渡り、この起伏に富んだ島を左回りに一周してきました。
真夏の太陽の下、喉の渇きと戦いながら辿り着いた観光スポットをご紹介します。
西ノ島からフェリーで中ノ島(海士町)へ上陸!

旅の始まりは、西ノ島の別府港から。島前内を繋ぐ「内航船フェリーどうぜん」に自転車を載せ、いざ中ノ島の玄関口・菱浦港へ。

港に到着すると、どこか懐かしい昔ながらの街並みが迎えてくれます。ここから海士島道(県道317号)を左回り(南下)に進むルートで、島一周の旅がスタートしました。

島最南端「木路ヶ埼灯台」への挑戦と、想定外のピンチ
絶景のシーサイドロードから峠越えへ
県道317号を進むと、右手に青い海、その向こうには先ほどまでいた西ノ島の島影が見えます。潮風を感じながら進む最高のサイクリングですが、ここからが本番。

県道318号に入り、島の最高地点付近にある風力発電の巨大な風車を目指して坂を登ります。
馬が迎えてくれる「木路ヶ埼灯台」

島の最南端、木路ヶ埼(きじがさき)灯台に到着すると、そこには隠岐らしい光景が。なんと、馬が放し飼いにされており、のんびりと草を食べています。

馬のいている場所が柵の内側なのか、もしくは策の外側なのか、よくわからない状況。
離島サイクリングの「水」問題
ここで一つ大きな問題が発生、持参していたボトルの水が底をついてしまったのです。周囲に自販機も商店もありません。真夏のサイクリングにおいて、水分不足は死活問題。焦りを感じながら北上を始めました。
救いの神!「佐伎の里」と「岡村商店」
公園の水道に救われる
崎地区まで戻ったところで、「くにびき神話佐伎の里」という公園を発見。ここでようやく水を補給することができました。自販機がないエリアでの公園の水道は、まさに砂漠のオアシスです。
東海岸の「岡村商店」で一息
さらに県道317号を東へ進み、御波(みなみ)地区へ。ここでようやく「岡村商店」さんに辿り着き、冷たい飲料を確保できました。

知々井地区で見つけた看板と名水
北上を続ける知々井(ちちい)集落で、思わず足を止めて見入った看板がありました。

緊急避難先の看板:避難先「井上さんの大工小屋」
自治体指定の避難場所が個人宅の施設という、島特有のコミュニティの近さと温かさを感じるワンシーン。

さらに同地区にある「天川(あまがわ)の水」で休憩。ここは日本名水百選にも選ばれている湧水で、冷たく澄んだ水が火照った体を癒してくれました。
北部の景勝地「三郎岩」と歴史を刻む「隠岐神社」
海に浮かぶ「三郎岩」のコントラスト
さらに北上し、中ノ島を代表する景勝地「三郎岩」へ。大・中・小と並ぶ3つの奇岩と、隠岐の深い青色の海とのコントラストは、疲れを吹き飛ばすほどの絶景でした。

旅の締めくくりは「隠岐神社」
島の中央部に戻り、時間に余裕があったため隠岐神社を参拝。後鳥羽上皇を祀るこの神社は、静謐な空気に包まれていました。

まとめ:中ノ島サイクリングを終えて
菱浦港に戻り、再びフェリーで西ノ島へ。
中ノ島一周は、美しい景色だけでなく、「水のありがたみ」や「ユニークな避難先」など、面白い発見がたくさんあった道中でした。

これから行く方へのアドバイス
- 水分補給は計画的に
集落を外れると自販機が本当にありません。見つけたら即補充が鉄則です。 - 坂道への覚悟
風力発電付近などアップダウンが激しいため、体力に自信がない方はE-bike(電動アシスト自転車)のレンタルも検討してみてください。
西ノ島、島後島のサイクリングの様子はコチラ
◇絶景と激坂の隠岐西ノ島サイクリング!国賀海岸・摩天崖を巡る旅
◇隠岐・島後を自転車で一周!100kmの絶景サイクリングと国境離島の旅


