兵庫県丹波篠山市の山あいにある「城山稲荷神社(しろやまいなりじんじゃ)」を紹介します。
山奥にある一般的な普通の神社かと思えば、行ってると他とは違う特徴がいくつもありました。
鮮やかな黄色い鳥居、戦時中の木製プロペラの奉納物、そして「生きて帰る」ことにまつわる伝承。
見所たくさんの神社でした!
黄色い鳥居の意味とは?
神社の入口に立つ、印象的な黄色い鳥居。
一般的な稲荷神社では朱色が多い中、なぜこの神社だけが黄色なのでしょうか。

お稲荷さんと言えば赤色の鳥居が一般的ですが、ここの黄色い鳥居の色の由来ははっきりわかっていません。一説によると古代中国の「五行思想」に関係があるとかないとか。

また一説によれば。この色は単なる装飾ではなく、「命をつなぐ中庸の力」を象徴しているとか。
現代では「元気」「平和」の色としても語られますが、謎だらけです。
鳥居は黄色に何度も塗り替えられているようで、訪問時はとても黄色が際立っていました。
赤色の鳥居に見慣れているのでとても違和感ありました。
命を守る信仰と「徴兵逃れの神」
神社の起源は、戦国時代の1558年にさかのぼります。
当時の城主が旱魃(かんばつ)に苦しむ人々を救うため、稲荷神を勧請したのが始まりと伝えられています。
そして慶長2年(1597年)、市原城主・小野原采女(おのはらうねめ)が豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に出陣前にここで祈願し、見事に生還。
それ以来、城山稲荷神社は「生きて帰る神」として信仰を集めるようになりました。

時は流れ、近代に徴兵制が始まると、人々はこの神社を「徴兵逃れの神」と呼ぶようになります。
これは単に兵役を免れたいという願いではなく、「戦場から無事に帰りたい」という切実な祈りそのものでした。
奉納されたプロペラに込められた思い
社殿の軒下には、今も異彩を放つ奉納物があります。
それは、戦時中の航空機に使われていたとみられる木製のプロペラ。

「祈って出征し、無事に帰還できた人が感謝の印として奉納した」
と伝えられているようです。

戦国の「無事帰城」から、近代の「無事帰還」へ。
時代は変われど、人々が命の無事を祈る思いは変わりません。
プロペラは、その「生還の祈りの系譜」を静かに語り継いでいるのです。

基本的に神社は無人で誰もいません。
御朱印やお守りの販売はありません。しかし、本殿に参拝者された方が持ち帰る御祈祷神璽が置いてありました。
アクセス情報:黄色い鳥居への道
城山稲荷神社は少し分かりにくい場所にあります。
神社への行き方をまとめたので、初めて訪れる方は一読必須です!
目印は「城山神社」と書かれた赤いサイロ
道路からは神社の姿は一切見えません。目印は「城山神社」と大きく書かれた赤いサイロです。

このサイロが見えたら道路から脇道に入りサイロ方向へ向かいます。
細い民家の前を通り抜け
知らなければ絶対に分からない最大の難所です。

写真で写している中央のコンクリート舗装の道を登っていきます。
右手に民家、左手に大きな木、その間を通り抜けます。幅は軽自動車が余裕で通れるほどです。
車を停めれる駐車場あります!
細いコンクリートの道を1分ほど車で上ると行き止まりになり、そこが神社の入口で駐車場です。

大型車の場合は道幅が狭いため、赤いサイロ付近の邪魔にならない場所に停めて、そこから徒歩で登るのがおすすめです。

城山稲荷神社の入口です。入口横にはさきほど説明看板が建っています。
約500段の階段を上る
入口の鳥居をくぐるとすぐに階段が始まり登山開始です。

階段は約500段(400後半)あるようです。
休みなく登り続けると少し疲れます。山肌に石垣が見えてくると頂上です。
本殿の入口到着
階段を上りきると、本殿の一段下にある広場につきます。

この広場にはベンチ、手水舎、そして簡易なトイレがあります。

駐車場から階段を上り、一旦ここで息を整えてお参りするのが良いかと思います。
場所はコチラ
住所:〒669-2154 兵庫県丹波篠山市今田町市原
