インド・アグラといえば、世界遺産タージマハルがあることで有名です。
今回ご紹介するのは、アグラ滞在中に2度も訪れた居心地抜群のカフェ「グッドバイブスカフェ」です。
東タージマハルロードの奥にある静かな癒し空間
「Good Vibes Cafe」は、タージマハル東門から歩いて20分程の、飲食店やゲストハウスが集まるエリアにあります。
ゲストハウス併設のカフェで、観光客はもちろん、地元の若者も多く集うリラックスした雰囲気が魅力。宿泊客でなくても、食事やドリンクだけの利用ができる気軽さも嬉しいポイントです。

アグラ到着の初日の夜、サダールバザールで夕食を食べすぎた後、夜町ブラをしている時に偶然立ち寄ったのがこのカフェでした。
アグラ最終日、デリーへ戻る鉄道の時間調整の時も利用させていただきました。
コロナ明けでまだまだ観光客の戻りが悪いのか、店内は空いていて長時間居座っていましたがスタッフはとてもフレンドリーに接してくれました。
インド式チャイニーズ「チョウメン」との出会い
最終日鉄道の待ち時間で注文したのが、特別メニューではなく普通に並んでいた一品、チョウメン(Chowmein)。

チョウメンはもともと中国の炒麺がルーツですが、インドでは独自に進化したインド中華(Indo-Chinese)の代表格。
コルカタの中国系移民が広めたと言われ、インド人の好みに合わせてスパイシーで濃厚な味へと変化しました。
醤油とケチャップ、チリソースが混ざり合ったソースに、炒め野菜の香ばしさ。「中国が少なく、インドが多い」と言われる料理です。
卵たっぷり野菜炒め系チョウメン
グッドバイブスカフェのチョウメンは、卵がたっぷり入った野菜炒め系。
油っぽさは控えめで、優しい辛さとシャキシャキした食感が心地よく、安定の美味しさ。

不味い焼きそばが存在しないように、インドで食べるチョウメンも間違いないありません。
謎の料理を食べる元気が無い時は、ついつい安定のチョウメンを頼んでしまいます。
旅の始まりと終わりを結んだアグラのカフェ
この記事は「Good Vibes Cafeのチョウメンが絶品!」という内容ではありません。
むしろ、地上を駆け回る野犬や、リキシャの客引きの喧騒から少し離れたいときに訪れると心が休まる、そんな場所の紹介です。
メニューは豊富ですが、私が試したのはチョウメンとトーストだけ。おそらく本当のおすすめ料理は別にあるのでしょう。
カラフルで少し派手な雰囲気の中にも、「Good Vibes(良い波動)」という名前にふさわしい心地よさが漂っています。

アグラ観光の合間に、静けさを求めて立ち寄るのにぴったりのカフェ。
スパイスの香り立つチョウメンとあたたかいチャイで過ごすひとときは、きっと旅の記憶に残る「小さな幕間」になるはずです。
場所はコチラ
- 所在地:Shilpgram Road, Agra
- アクセス:タージマハル東門から徒歩約20分
- 営業時間:朝8:00〜夜11:30頃まで(季節によって変動)
- ポイント:宿泊可・Wi-Fiあり・テラス席あり

