隠岐諸島の中でも、荒々しい断崖絶壁と穏やかな内海の両面を持つ「西ノ島」。2020年8月、フェリーで着いたこの島を、自転車と巡りました。
今回は、西ノ島観光のハイライトである「国賀海岸」から、サイクリストの脚を試す「摩天崖」へのヒルクライム、そして最南端の「珍崎」までの記録をご紹介します。
七類港からフェリーで西ノ島へ!拠点「国賀荘」へチェックイン
旅の始まりは島根半島の七類港。隠岐汽船のフェリーに乗り込み西ノ島の別府港へと上陸しました。

今回の拠点は、高台に位置し眺望も素晴らしい「国賀荘」。ここを起点に、西ノ島最大の観光スポットである島の西側エリアを目指してペダルを漕ぎ出します。
コロナ禍のGoToトラベルを利用しました。まだコロナがどうなるか分からない状況下でしたが、きちんと対応してくれて良い旅館でした。
圧倒的な自然の造形美「国賀海岸」と「通天橋」
最初に向かったのは、西ノ島観光の代名詞とも言える国賀(くにが)海岸です。

国賀神社
まずは旅の安全を祈願して参拝。

通天橋(つうてんきょう)
海食作用によって削られた巨大な岩のアーチは圧巻!

ローソク岩
自然が生み出した奇岩の数々を眺めながら、島特有の風景を楽しみます。

ここまでは比較的穏やかなサイクリングでしたが、ここからが本番。西ノ島の「洗礼」を受けることになります。
足が止まるほどの激坂!摩天崖展望台へのアタック
国賀海岸から、標高257メートルの断崖絶壁「摩天崖(まてんがい)」の上を目指します。

海岸線から一気に崖の上まで駆け上がるルートは、想像を絶する激坂。容赦ない勾配に、一気に脚の体力が削られていきます。ギアを一番軽くしてもなお重いペダル。しかし、苦労して辿り着いた「摩天崖展望台駐車場」からの景色は、その疲れを忘れさせるものでした。

駐車場から眼下の国賀海岸を振り返ると、その圧倒的な高低差に驚愕します。周囲には牛たちがのんびりと放牧されており、荒々しい崖の風景と呑気な動物たちの姿が混ざり合う、開放感抜群の景色が広がっていました。

ロードバイク用のビンディングシューズを履いていたので、これより先には進みませんでした。
ゆるやかな内海ルートへ。島唯一のパチンコ店を発見
摩天崖の激坂で脚を使い果たしたため、帰路は無理をせず、勾配の緩やかな内海側のルート(県道320号)へ。

道中、ちょっとした発見がありました。島前エリア唯一と思われるパチンコ店「ラスベガス」に遭遇。離島の風景の中に突如現れるその名前に惹かれ、興味本位で少し覗いてみるのも旅の醍醐味です。
島の最南端「珍崎」へ!牛と過ごす静かな時間
最後に、県道320号線をひたすら南下し、島の南端にあたる珍崎(ちんざき)エリアを目指しました。

ここでも驚いたのは、牛たちが自由に道路を歩き、放牧されていること。すぐそばに動物がいる非日常感を感じながら、西ノ島の端っこを堪能し、この日のサイクリングを終えました。
西ノ島サイクリングを終えて
西ノ島の道は、まさに「天国と地獄」。 国賀海岸の絶景はまさに天国ですが、そこへ至る摩天崖の登り坂はまさに地獄のトレーニングです。しかし、その坂を越えたからこそ見える、牛たちが遊ぶ穏やかな草原の景色は思い出になりました。
西ノ島を走る方へのアドバイス
- 勾配に注意
摩天崖方面はかなりハードです。体力に自信がない方は、無理せず押し歩きをするか、電動アシスト自転車を選びましょう。 - 牛には敬意を
道路上に牛がいるのが当たり前です。驚かさないよう、優しく見守りながら通り抜けてください。

初っ端の国賀海岸などで心折れて鬼舞スカイラインの絶景コースを走ることなく終えました。
次回は尾根を走るスカイラインを入ってみたいと思います。
中ノ島、島後島のサイクリングの様子はコチラ
◇絶景と激坂の隠岐西ノ島サイクリング!国賀海岸・摩天崖を巡る旅
◇隠岐・島後を自転車で一周!100kmの絶景サイクリングと国境離島の旅
◇ロードバイクで巡る隠岐諸島6日間!西ノ島・中ノ島・島後を制覇する離島旅




