以前から台北に「トイレをコンセプトにしたカフェ」があると噂で聞いてはいたものの、なかなか一歩を踏み出せずにいた方は多いのではないでしょうか。今回、友人たちとの台北旅行中に時間を持て余したのをきっかけに、士林夜市にある「歡樂便所主題餐庁」へ向かいました。
衝撃のビジュアル、歓樂便所主題餐庁とは?
このカフェは、その極端なコンセプトが話題となり、SNSやメディアで頻繁に取り上げられてきました。食の常識を覆すその体験は、まさに「コンセプトカフェの終着点」と呼ぶにふさわしいものです。
辿り着くまでの道のりと場所の確認
「歡樂便所主題餐庁 士林店」は、台北市の夜市文化の中心地の一つ、士林夜市エリアに面した文林路沿いに位置しています。アクセスは台北捷運(MRT)士林駅と剣潭駅から歩いてすぐ、非常に便利な立地です。

お店は飲食店などが入る雑居ビルの2階にあります。階段を上り、いよいよその異空間へと足を踏み入れます。
「コンセプトカフェの終着点」店内の様子
一歩店内に足を踏み入れると、そこは文字通り「トイレ」をイメージした異次元空間が広がっていました。

内装は、実際のトイレに近いタイル張りで、着席する椅子はすべて洋式の便器そのもの。ソファーや飾り付けも浴室設備を模しています。驚くべきは、その配色です。一般的なトイレで使われる色ではなく、ピンクや水色といった流行りの色でポップにコーディネートされており、日本居酒屋的な雰囲気を醸し出しています。もちろん、衛生管理は徹底されており、当然ながら不快な臭いは一切しませんでした。
覚悟を決めて挑む!士林店の名物メニュー実食
コンセプトは徹底していても、ここはれっきとしたカフェ。食事の注文自体が、一種の精神的な挑戦となります。
カレーライスは洋式便器で提供される
私はメインディッシュから「洋風便器の器に入ったカレーライス」を注文しました。

提供される食器は、ミニチュアサイズの洋式便器 。「いかにも」というビジュアルは、ここが精神力のみせどころだと教えてくれます。

脳内で「これはトイレではない、便器ではない、カレーだ」と繰り返し思考を制御しながら一口。衝撃的な見た目とは裏腹に、味は普通に美味しく、何の抵抗もなく食べきることができました。このお店は、料理の味よりも、「自分の脳内思考を制御する」というユニークな体験を提供してくれるのです。
友人たちが選んだ「うんち型カップ」の正体
私の友人たちは、どうにも食欲がわかない様子で、メイン料理ではなく「ウンチの形をした容器に入ったコーヒー」だけを頼んでいました。この店のデザートは特に強烈なインパクトがあり、「便便冰」(うんちアイスクリーム)など、排泄物の形状に盛り付けられたメニューが名物です。

友人たちは、私が便器からカレーを食べ終えるのを待っていたかのように店を出ようと催促。食事が終わるとすぐに店舗を出て、仕切り直すように士林夜市の屋台街へと食べ歩きに向かいました。
脳内思考を制御すれば味は確か
「歡樂便所主題餐庁」は、食事のクオリティを追求するというより、「話のネタ」と「非日常の体験」を提供することに特化したテーマカフェ。

台湾で「臭い経験」を求めるなら、臭豆腐の次はこの店に行ってみてはどうでしょう!
「歡樂便所主題餐庁」は、脳内思考の制御能力が試される、コンセプトカフェ。便器からカレーを完食したという体験はなかなかできません。
