2020年2月、私は高雄のマラソン大会に出場する予定でした。ところが、大会直前に新型コロナウイルスの影響で中止が決定。旅の目的を失い、一時は渡航をためらいましたが、キャンセルできない航空券があったため、気を取り直して高雄観光を楽しむことにしました。
今回は高雄市街地の東側鳳山エリアにある衛武営芸術文化センター周辺に行ってみる事に。
この巨大な文化施設を訪れた帰り道、偶然、隣接する不思議な街並みを発見。それが、今回ご紹介する「衛武営迷迷村(ウェイウーイン・ミミツン)」です。
まるで巨大な美術館!壁面アートが彩る高雄の「アート村」
衛武営迷迷村は、衛武営芸術文化センターのすぐ近くにある団地一帯を指します。

一歩足を踏み入れると、圧巻の光景が広がっていました。団地の建物すべての壁面に、色鮮やかで独創的なアートが描かれているのです。
アートは進行中!変化し続ける「生きた美術館」

私が訪れた時も、団地内はまるで創作活動中のようでした。壁画が描かれた建物の一角には、画材やペンキが置かれており、まさに現在進行形でアートが作られていました。この場所は、一度完成したら終わりというわけではなく、常に新しいアートが生まれているようでした。

住民の暮らしとアートが共存する、この不思議な空間は、ただ美しいだけでなく、温かみやエネルギーに満ちていました。日本でここまで塗りたくった団地はないかと思います。
マラソン大会の中止は残念でしたが、そのおかげで衛武営迷迷村に出会えたのは、まさに幸運だったのかなと思います。
衛武営迷迷村の楽しみ方

お気に入りのアートを探して村を散策

迷路のような路地裏を歩きながら、お気に入りの壁画を探してみましょう。ポップなキャラクターから抽象画まで、さまざまなスタイルがあるので、きっとお気に入り作品が見つかるはず。
アートと人々の暮らしの融合を観察

洗濯物が干されたベランダや、自転車が停めてある脇に描かれたアートなど、人々の生活とアートが共存する風景は、この村ならではの魅力。どこでも映える写真が撮れます。
衛武営芸術文化センターとセットで巡る
世界的に有名な建築家、フランシーヌ・フーベン氏が設計した衛武営芸術文化センターは、その壮大な外観だけでも一見の価値があります。芸術文化センターでアートに触れた後、迷迷村で屋外アートを満喫するコースは、高雄のアート旅にぴったり。

高雄の旅の予定がある方は、ぜひ衛武営迷迷村に立ち寄ってみては。
