2019年首里城の火災があった年、那覇マラソン出場のため沖縄・那覇市を訪れました。マラソン前日の夜、ふと立ち寄った栄町市場で開催されていた「栄町市場感謝祭」で出会った「おばぁラッパーズ」のパフォーマンスは、とても素晴らしいものでした。
昭和の面影残る「栄町市場」の歴史と魅力
那覇市安里に位置する栄町市場は、ゆいレール安里駅から徒歩約1分の場所にある、地元の方や、観光客にも人気の市場。その歴史は古く、昭和24年(1949年)にまで遡る。
この地にはかつて、沖縄戦で「ひめゆり学徒隊」として動員されたことで知られる沖縄県師範学校女子部と沖縄県立第一高等女子学校が存在していました。戦後、焼け野原となったこの場所に、地域が再び栄えることを願って栄町市場が誕生しました。「栄町」という名前は、1955年に住民投票によって決定されたと言われています。

昼間は「マチグヮー(市場)」として賑わい、食料品や日用品が並びますが、夜になると昭和の雰囲気をまとう飲み屋街となり、活気あふれる社交場となります。カウンター席が多い店では、地元の人も観光客も混ざって、夜遅くまで賑わいを見せます。
市場のアイドル「おばぁラッパーズ」と感謝祭の歴史
僕が訪れた「栄町市場感謝祭」は、市場の活気をさらに盛り上げるための重大なイベント。この感謝祭の目玉の一つが、栄町市場が生んだアイドルとも言える「おばぁラッパーズ」のパフォーマンスです。

「おばぁラッパーズ」は、栄町市場で店を営む3名のお姉様が、2006年に栄町を活性化するために結成したユニット。彼女たちはCDをリリースしたり、映画やテレビにも出演するなど、全国的な人気を博しています。そのパワフルで元気いっぱいのステージは、感謝祭のボルテージを一段と高めます。

感謝祭の正確な始まりはわかりませんが、戦後の復興期から市場と共に歩んできた歴史の中で、地域コミュニティの絆を深め、市場の魅力を発信する重要な役割を担ってきたことは間違いありません。特に「おばぁラッパーズ」の活躍により、近年はさらに多くの人々が感謝祭に足を運ぶようになっているようです。

那覇マラソンへの挑戦という目的で那覇を訪れましたが、その前夜に予期せず出会った栄町市場と、そこで繰り広げられた感謝祭、そしておばぁラッパーズの熱演は、僕にとって忘れられない感動となりました。この市場が永遠に、地元の人々の生活の中心であり、訪れる人々に温かい笑顔と活力を与え続ける場所であることを願います。

感謝祭では首里城再建の為、地元子供たちが募金活動をしていました。
おばぁラッパーズのパフォーマンスマンスをどうぞ!!
