2026年のゴールデンウィーク、四国の右下あたりに面白い仏塔があると聞き、徳島県海部郡美波町日和佐へ行ってきました。
その仏塔があるのは、四国八十八ヶ所霊場の第23番札所の「医王山 薬王寺」。境内を上った先にある「薬王寺瑜祇塔(ゆぎとう)」は、上が四角、下が円筒形という面白い形をしています。
美波町日和佐は、海があり、奇麗な川が流れ、すぐ後ろには豊かな山が迫る場所。川の河口付近には風情ある昔ながらの門前町の街並みが広がっています。
そんな観光要素いっぱいの日和佐で、お昼に立ち寄ったのが「阿波尾鶏中華そば 藍庵」です。
行列必至!「阿波尾鶏中華そば 藍庵」の混雑状況と注文ルール
田舎町にあるラーメン屋さんだし、ゴールデンウィークに来ている観光客が、わざわざ旅行先でラーメンを食べたりしないだろうと思いながら、オープンの11時から少し経った12時前にお店に到着しました。しかし、店の前にはすでにずらりと行列ができており、思いとは反して大変な人気店でした。

お店には、ウェイティングリストが存在しません。店内に入って券売機で食券を購入した順番で呼ばれる仕組みになっています。訪れた際は、まず中に入って食券を購入してから列に並びましょう。

昭和9年の元遍路宿を再生!「美波遺産」に認定されたおしゃれな店舗空間
行列を待って店内へ足を踏み入れると、そこは伝統的な町家をリノベーションした、非常にモダンで洗練されたおしゃれな空間でした。
この店舗は、1934年(昭和9年)に建てられ、かつては巡礼者たちを受け入れた元遍路宿「旧永岡家住宅」を再生した建物で、2020年には「美波遺産」として正式認定されています。

美波町が主導する「門前町再生プロジェクト」として改修されました。店内に入ってすぐ横には、リノベーションを詳しく解説した展示スペースも用意されています。

古民家ならではの雰囲気が残る店内は、飲食スペースの奥に大きな中庭があり、のどかな田園風景を眺めながらゆったりと食事を楽しめます。
都会の洗練された味を超える!極上「特製中華そば(醤油)」
今回いただいたのは、看板メニューの「特製中華そば(醤油)」です。

運ばれてきたラーメンは、ご当地素材がふんだんに盛り付けられた一杯。スープは、徳島が誇るブランド地鶏「阿波尾鶏」の鶏ガラを100%使用し、無化調(無添加)で丁寧に仕込まれています。麺は店内の製麺室で作られる「自家製麺」。

「特製」を注文すると、炭火で焼き上げられた阿波尾鶏のチャーシューや、味がしっかり染みた味玉が添えられます。
なぜラーメンに薬膳?薬王寺の門前町だからこそ生まれた「癒やしのスープ」
藍庵のラーメンを唯一無二にしているのが、中華そばに「薬膳」の要素を取り入れている点です。
店舗が位置するのは、厄除けの寺として全国から参拝者が絶えない「薬王寺」のすぐ門前。巡礼者が疲れを癒やし体力を養うための宿場町として栄えてきました。
こうした背景から、「お遍路さんや旅人の肉体を内側から癒やすラーメンを」と考え、地元の食材と薬膳の調和を追求したのだそうです。

薬膳の監修は、国際中医師および国際中医薬膳師の資格を持つ佐藤千代氏が手掛けています。
薬膳特有の苦みや雑味は一切なく、むしろスープの奥深いコクを絶妙に引き立てており、最後の一滴まで美味しく飲める体に染み渡ります。
まとめ:美波町観光で絶対に外せない感動の一杯
徳島県美波町日和佐の、海と山に囲まれた美しい風景。厄除けの薬王寺のふもとで啜る「藍庵」の中華そばは、ただの食事を超えて、お遍路宿としての歴史、地元の食材「阿波尾鶏」のパワー、そして体を内側から温める薬膳の知恵を宿した感動の一杯でした。
四国の右下へ旅に出る際は、美しいウミガメの海や昔ながらの街並みを満喫するとともに、この「藍庵」の究極のラーメンをぜひ味わってみてください。並ぶ価値が十二分にある、忘れられない旅の思い出になるはずです。
「阿波尾鶏中華そば 藍庵」のショート動画はコチラ
(※記事内の写真と動画は2026年5月に私が実際に撮影したものを利用しています。)
「阿波尾鶏中華そば 藍庵」の店舗情報
- WEB:https://iron.momojiro.site/
- 営業時間:
- 火曜〜金曜:11:00〜15:00
- 土曜・日曜・祝日:11:00〜16:00(※スープがなくなり次第終了)
- 定休日:月曜日
- 駐車場:4台あり
- アクセス:JR四国 牟岐線「日和佐駅」から徒歩約5分(約338m)
