マレーシア旅行3日目。前夜遅くに世界遺産の街「マラッカ」に到着した私は、リトルインディア近くのマラッカ川沿いにあるホテルに滞在していました。
3日目は丸一日をかけて、マラッカの歴史遺産から絶景スポット、そしてローカルな夜のフェスをめぐりました!
朝のマラッカ川散策と、伝統的なマレー家屋「カンポン・モルテン」へ
まずはホテルを出て、マラッカ川沿いを河口とは逆の方向(上流)へと歩き始めました。朝の澄んだ空気の中、川沿いの小径を進んでいくと、突如として不思議な美しい街並みが現れます。

ここは「カンポン・モルテン(Kampung Morten)」。赤い二階建ての伝統的なマレー家屋がずらりと並ぶ、まるで日本の整然とした分譲地のような、とても綺麗な歴史保存地区でした。
午前中に訪れたためかお店などはまだ開いておらず、静かな住宅街という雰囲気で何もありませんでした。夜に訪れると、また一味違った幻想的なライトアップが見られたかもしれません。
カンポン・モルテンの詳しい歴史や建築の特徴については、こちらの個別記事で詳しくご紹介しています!
◇中心地からすぐ!カンポン・モルテン(Kampung Morten)の整然とした朱色の街並み散策記
廃墟のグラフィティアートと、活気あふれる昼のジョンカーストリート
カンポン・モルテンで折り返し、今度は街中を歩いて河口方面へと向かいます。

道中、サイロの廃墟か使われていない古い倉庫のような場所を発見。そこには壁一面に見事なグラフィティ(ストリートアート)が描かれており、思わず足を止めて見入ってしまいました。マラッカは、こうした新旧のアートが融合しているのが本当に面白いところです。

再びマラッカ川沿いに出ると、時折観光船(リバークルーズ)が波を立てて通り過ぎていきます。

川沿いの建物にもカラフルなペイントやグラフィティが溢れていて、歩いているだけで全く飽きることがありません。

そのまま歩き進めると、マラッカ観光の中心地「ジョンカーストリート(Jonker Street)」に到着!昨晩の静けさが嘘のように、昼間は多くの観光客で大賑わい。一気に活気あるお祭りパレードのような雰囲気に包まれていました。

感激の再会!名店「Amy Heritage Nyonya Cuisine」で味わう絶品マレー料理
時刻はちょうどお昼時。実は前日の夕食時に知り合った現地の方がお店をやっていると聞き、行ってみることにしました。

お店の名前は『Amy Heritage Nyonya Cuisine』。 現地でも非常に人気がある、伝統的なプラナカン(ニョニャ)料理・マレー料理の有名店です。

昨晩は「明日行くよ」という軽い口約束だったにもかかわらず、なんと私のために席をキープしておいてくれたのです!この現地の方の温かいおもてなしには、旅先での感動もひとしお。

ここでいただいた本格的なマレー料理はどれも絶品で、歩き疲れた体に染み渡る最高のランチタイムになりました。
屋根なき廃墟「セントポール教会」と、日本の名曲が響く歴史の丘
ランチを終え、再び観光を再開。街中をド派手な「トライショー(人力三輪車)」が行き交う中、私は丘の上にある「セントポール教会(St. Paul’s Church)」を目指しました。

ここは、日本ともゆかりの深いフランシスコ・ザビエルに深く関係する、歴史ある教会です。
長い年月を経て屋根は朽ち果て、現在はレンガの外壁だけが静かに佇んでいます。その退廃的な美しさは、まさに「映える」という言葉がぴったり。

そんな歴史の面影を残す教会内で、現地のマレー人ミュージシャンがアコースティックギターで弾き語りをしていました。驚いたことに、彼はとても上手な日本語でサザンオールスターズの『愛しのエリー』を歌ってくれたのです。世界遺産の空間に響く日本の名曲に、思わず心がじーんと温かくなりました。
愛しのエリーの歌声はコチラ
真っ赤に染まる「オランダ広場」と、神聖なキリスト教会
教会のある丘をくだると、マラッカで最も有名な観光スポット「オランダ広場(The Dutch Square)」に到着します。

昨晩は暗くてよく見えなかったのですが、昼間に見ると広場全体が鮮やかな赤色の建物で埋め尽くされていて圧巻の一言!

その中心にそびえ立つのが、マラッカのシンボルである「キリスト教会(Christ Church Melaka)」です。外は記念撮影をする観光客でごった返していましたが、一歩中に入ると外の喧騒が嘘のような静寂。神聖で、背筋が伸びるような真面目な空気が漂っていました。
決死の徒歩移動!謎の未完成都市「マラッカゲートウェイ」を抜けて
次なる目的地は、本日のハイライトである「マラッカ海峡モスク」。
ここで一つ問題が発生。私はスマホに配車アプリ「Grab」を入れておらず、流しのタクシーも見つけることができませんでした(マラッカ観光ではGrabの事前ダウンロードをおすすめ!)。

仕方がなく、市街地からモスクまですべて徒歩で向かうことに。
その道中、広大な敷地でありながら全く人の気配がない奇妙なエリアに迷い込みました。そこは「マラッカゲートウェイ(Melaka Gateway)」と呼ばれる巨大な開発エリア。

この、まるでゴーストタウンのような不思議な空間「マラッカゲートウェイ」の正体については、こちらの記事にまとめています。
◇マラッカ・ゲートウェイを歩いてみた!未来都市はゴーストタウン?
ついに到着!「マラッカ海峡モスク」で見る奇跡の夕日とライトアップ
市街地から歩くこと1時間以上!ついに目的地の「マラッカ海峡モスク(Melaka Straits Mosque)」に到着しました。

マラッカ海峡の海の上に浮かぶように建てられたこのモスクは、まさに絶景。徐々に海へと沈んでいく太陽、夕日に照らされるモスクの美しいシルエット、そして日没後にパッと明かりが灯る幻想的なライトアップ。1時間以上歩いてきた疲れが、一瞬で吹き飛ぶほどの美しさでした。

日没を待っている間、観光用の水陸両用車がザブンと海に入り、モスクの周りをぷかぷかと航行している面白い光景も見られました。海の上から眺めるモスクもきっと素敵ですね。
マラッカ海峡モスクへのアクセスや、美しい夕日のベストショットはこちらの記事で公開しています!
◇海に浮かぶマラッカ海峡モスク建設の歴史・建築美・ライトアップ・アクセス方法
夜の野犬ロードを越えて、ローカル熱気あふれるカウントダウン前夜ライブへ
感動の余韻に浸りつつも、帰りも再び1時間以上の道のりを歩いて戻ります。途中の道にはたくさんの野犬がいて、襲われたらどうしよう、と少し冷や冷やしましたが、幸いにも噛まれることなく、無事に市街地まで戻ってくることができました。

大きなショッピングモールが立ち並ぶエリアに差し掛かると、屋外から賑やかな音楽が聞こえてきます。
「Dataran Pahlawan Melaka Megamall」というモールの隣にある広場が会場になっており、なんと地元のミュージシャンたちによる無料の屋外ライブが開催されていました!12月末という年末の時期だからこそのイベントだったのかもしれません。

会場にはたくさんの屋台が並んでいたので、私もローカルなおつまみを買い、歩き疲れた足を休めながら、地元の屋外フェスをのんびりと楽しみました。

夜を彩る電飾トライショーと、旅の締めくくり
ライブを満喫した後、ホテルへ戻ろうと「Pahlawan Walk」の前を通りかかると、視界に飛び込んできたのは眩いばかりの光の列!

オランダ広場とこのPahlawan Walkはトライショーの停留所になっているようで、派手な電飾やイルミネーションをこれでもかと付けたトライショーたちが、ズラリと出番を待っていました。夜のマラッカの風物詩とも言える、とてもギラギラした光景です。
マラッカ名物、超ド派手な「トライショー」の乗り方や料金目安については、こちらの記事をどうぞ!
◇観光の主役!ド派手なデコレーション人力車「トライショー」の歴史と進化
最後に夜のジョンカーストリートをぶらぶらとお土産を見ながら散策し、リトルインディア近くのホテルへと戻りました。

マラッカ観光3日目を終えて
2022年12月のマラッカ旅3日目は、合計で数時間以上も歩き回るハードな1日となりましたが、それ以上に人の温かさに触れ、息をのむような絶景に出会えた忘れられない日となりました。

世界遺産の歴史、美しいグラフィティアート、おいしいニョニャ料理、そして海に浮かぶモスク。マラッカは、歩けば歩くほど新しい発見がある素晴らしい街です。マレーシアを訪れる際は、ぜひ足を延ばしてみては!
(※記事内の写真と動画は2022年12月に私が実際に撮影したものを利用しています。)
今回マラッカで宿泊したホテルはコチラ
◇「1825 Gallery Hotel」






