コロナ前までは、年に数回は台湾を訪れるほどの「台湾リピーター」でした。コロナ禍を経て、久しぶりに2023年の夏、台湾の地を踏むことにしました。
しかし、すでに台湾の主要都市や離島はほぼ行き尽くしてしまった状態。そこで今回は趣向を変えて、「ガイドブックには載っていないけれど、地図上でそこそこ大きな街」を探して行ってみることにしました。知名度は低くても、それなりの規模がある街には、必ず発展した理由や深い歴史があるはずなのです。
そうして地図とにらめっこして見つけたのが、台南市にある「新營(シンイン)」という街でした。
※新營を以後「新営」と書いてます。
桃園空港から新営へのアクセス:新幹線と台鉄を乗り継ぐルート
いよいよ台湾へ出発。旅の始まりは、関西国際空港から桃園国際空港へと向かうタイガーエア台湾(IT211便)です。
コロナ明け最初の夏休みということもあり、関空の出発階にはメディアが取材に来てました。カメラとインタビューをワンオペでこなしてました。

13:10、定刻通りに桃園空港へ到着。ここから新営へ向かうため、まずはMRT(桃園メトロ)に乗り換えます。いつもなら台北駅方面へ向かいますが、今回は反対の中壢(ジョンリー)方面へ乗り、高鐵(台湾新幹線)の「桃園駅」で下車しました。
高鐵桃園駅からは、台湾新幹線に乗ってまずは「嘉義(ジャーイー)駅」を目指します。
【想定外】混雑する台湾新幹線の自由席、嘉義までまさかの立ち席に
久しぶりの台湾新幹線に胸を躍らせ、自由席の切符を購入。「自由席でも全然座れるだろう」と高を括っていたのですが、私の記憶は見事に裏切られました。

その日は予想以上の大混雑。車内は乗客で溢れかえっており、座席に座るどころか、目的地の嘉義駅までずっと立ちっぱなしという、洗礼を受けるハプニングからのスタートとなりました。
嘉義駅から台鉄へ乗り換え:夕日に染まるノスタルジックな鉄道旅
高鐵嘉義駅に到着後、ここからBRT(バス高速輸送システム)に乗り換え、台鉄(在来線)の「嘉義駅」へと向かいます。台鉄の嘉義駅までほぼノンストップであっという間でした。

到着した台鉄の嘉義駅は、昔ながらの佇まいを残すノスタルジックな駅舎。ちょうど夕日が差し込む時間帯で、どこか日本の田舎の駅を思い出させるような、とてものんびり雰囲気でした。

車窓に広がる水田と、ローカルな街「新営」との出会い
台鉄嘉義駅から、いよいよ最終目的地である新営駅へと向かいます。電車の車窓から見えたのは、一面に広がる美しい水田や畑。傾きかけた夕日の光が水面に反射し、美しい景色が広がっていました。

そしてついに、新営駅に到着。初めて降り立った新営の街は、大都会でもなければ、寂れた田舎でもない、独特な空気感を持つローカルな街でした。

「なぜ、ここにこの規模の街があるのだろう?」
その疑問の答えを探すため、これからしばらくこの街に滞在し、いろいろな場所を巡ってみようと思います。
【最大の難関】大手OTAには載らない!新営でのホテル探し
今回の新営への旅で、実は最も苦労したのが「ホテル探し」でした。アゴダやブッキングドットコムといった大手OTA(オンライン旅行会社)で検索しても、新営の街のホテルがまったく候補に出てこないのです。観光客の需要が少ないせいか、提案されるのは隣町の嘉義や、少し離れた台南市街のホテルばかり。

そこで私は、Googleマップを使って力技でホテルを探しました。マップ上に表示される宿泊施設を1つずつチェックし、記載されているSNSのアカウントやメールアドレスへ直接連絡を取ることにしたのです。
Facebookでの交渉の末、ローカルホテル「添福」を予約
そこでようやく見つけたのが、「添福」という名前のホテル。Googleマップに公式Facebookページがリンクされていたため、そこからDMを送ってやり取りを試みました。
普段はあまりSNSでの予約対応をしていないのか、連絡のレスポンスはかなりスローペース。それでも根気強くこまめに連絡を重ね、なんとか無事に予約を取り付け、チェックインまで漕ぎ着けることができました。
「添福」の場所はコチラ
部屋の装飾にびっくり!久しぶりの水シャワー
ホテル「添福」の従業員の方々は、とても親切で対応も好印象でした。ただ、地方のローカルホテルということもあってか、ラブホテルの要素も兼ねていたのかもしれません。ベッドのデザインが少し歪(いびつ)だったり、お部屋の装飾が一般的なビジネスホテルとは違って独特だったりと、昭和ラブホの様な空間でした。
さらに、部屋のお風呂の給湯器が壊れていたようで、いくら待ってもお湯が出ませんでした! しかし、時は真夏。文句を言う気にもならず、「暑いから水シャワーでちょうどいいか」と、むしろ心地よく汗を流しました。

さっぱりした後は、ホテル周辺のローカルなお店で夕食を済ませ、大移動の旅の1日目を終えました。明日から始まる新営の街歩きが、今から楽しみです。
台鉄嘉義駅の様子をリール動画で
(※記事内の写真・動画は2023年8月に私が実際に撮影したものを利用しています。)
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