最近国債利回りが上昇して株価が下がってるとかよく聞くのです。
そもそも国債って国がする借金のことで、何で利回りや債券価格が変動するのか理解できなかったのです。
株をするまでは株の仕組みが全然わからなかった。実際に株を買うことでその仕組みを少しずつ理解してきた。じゃあ国債も実際に売買してみれば分かるんではないか、というのも一つの解決策です。
しかし、株を初めて分かったことの一つに、自分が分からない銘柄には投資をするな、という格言をよく目にします。なのでなかなか国債について理解することをスルーしてきました。今回は実際に国債に投資せずに国債を理解しようとした記録。
ざっくり国債とは
国債は買った金額に対して一定の利子が毎年支払われる権利の様なもの。そしてそれには期間が設定されていて、期限がくるとその元本が戻ってくるシステム。
例えば金利が2%で期間が10年間の国債を100万円分買うと、毎年利子として2万円を10年間受け取り、10年後に100万円が戻ってくるというもの。
この国債を買うメリットは最初に支払う100万円が10年後に戻ってくるという事、そして10年間で利子として合計20万円もらえる、100万円投資して10年後120万円になるというものです。
言い換えれば国は100万円借金し、毎年2%の利子を払い、10年後に100万円の借金を返すという感じです。
発行されてから期間切れ(償還)までの間で債権が売買される
債権の価格や利回りが変動するのは、発行された債権が償還までのあいだ株のように市場で売買されるからです。
上記の例をまた使うと、債権の期間である10年間で100万円で毎年利子として2万円もらえる権利を110万で買う人もいれば、90万円で売る人も現れ、債権の値段は変動します。
債権の価格が変われば利回りも変わります。110万円で買った人は利回りが下がり、90万円で買えた人は利回りが上がります。
リスクはゼロではない
市場に出回っている発行してから償還までの債権を買うと、値動きがあるので損をする場合があります。
また発行元である国の信用度が下がると支払いが滞ったりするようです。今回のウクライナ戦争でのロシアのような場合が一番わかりやすいかも。