青森県十和田市の十和田市現代美術館へ行った時に、グーグルマップアプリで偶然目に入った「1億円トイレ」が気になったので寄ってみました。

「1億円トイレ」とは
青森県十和田市にある通称「1億円トイレ」は、1990年代に国が実施した「ふるさと創生事業」によって誕生した公共施設。この事業では、全国の市町村に対して一律1億円の交付金が支給され、地域の独自性を活かした振興策に使うことが求められた。
十和田市はこの資金を活用し、官庁街通りの裏手にある公衆トイレを単なる衛生設備ではなく、周囲に休憩スペースや「馬蹄モニュメント(カリヨン)」などを配置した小さな公園のような空間として整備。建設費は約1億円で、そのことから「1億円トイレ」という愛称が定着したという。

この施設については、市民の間で賛否が分かれる。「観光資源として一定の価値がある」と評価する声や、「もっと他に有効な使い道があったのでは」といった批判もあり。また、1億円すべてがこのトイレに使われたわけではないという指摘もあり、詳細な資金の使途については不明な点も。
気になる1億円トイレの内部は・・
トイレの内部はきちんと清掃されていて、とても清潔感がありました。
機器は自動洗浄、ウォシュレットは標準装備。外装及び内装がタイルや石、色々な装飾がされていて費用が掛かっている感じがしました。
「1億円トイレ」は、バブル経済末期の政策と地方自治体の創意工夫が交差した象徴的な存在として、今なお話題になる施設の一つなのです。
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トイレのある桜の広場のすぐ隣には舗装された青空の十和田市中央駐車場があります。
一億円トイレの隣には巨匠が建てた図書館が!

同じく桜の広場の隣には建築家安藤忠雄氏が携わった十和田市民図書館があります。
十和田市の官庁街通り周辺は、美術館、屋外アート、図書館、公衆トイレ等など、存分に楽しめるエリアでした。