オーナーは同じで昼はラーメン屋夜は居酒屋、昼夜で経営者が違う間借りラーメン屋、などなど日本では珍しくなくなってきたラーメン屋の形態。
今回は日本では聞いたことが無い、台北の同じオーナーで昼夜で飲食のジャンルが異なるラーメン屋を紹介!

台北市・大安エリア、MRT文湖線の走る復興南路沿いにある「ENO伊諾(イノ)」は、実は夜はワインを中心としたビストロ、昼はラーメン専門店として営業する、台湾では珍しい“二刀流”のお店です。
夜は本格ワインバー「ENOWINE」として
本来の姿は、ナチュラルワインと創作料理が楽しめるビストロ「ENO」。フランス産を中心に世界各国から厳選されたナチュラルワインを提供し、台北のワイン愛好家たちの間で話題となっているスポットのようです。

店内は落ち着いた照明とウッディな内装で、ゆったりとワインを楽しめる大人の空間。前菜からメインまでの料理はワインに合うように計算された、シェフのセンスが光る品揃え。
オーナーのラーメン愛から生まれた「ラーメンタイム」
そんなワインビストロが、なぜランチタイムにラーメンを提供しているのか。実はこのスタイル、オーナーシェフの「昼もこの場所を活かしたい」「ラーメンが大好きだから自分で作ってしまった」という想いからスタートしたとのこと。

しかも、ただのラーメンではありません。ビストロとして培った素材選びと調理技術をそのまま活かした、まさに「本格的ラーメン」が提供されているのです。
オーダーはテーブルにあるメニュースタンドのQRをスマホで読込んで、メニューを選択します。
注目はインパクト抜群、数量限定「醤油鶏清湯満版牛舌拉麺」
ラーメンは鶏醤油、鶏塩、濃厚鶏白湯の三つから選択し、トッピングを何にするか選択する。
昼のENOで一番人気なのが数量限定の「醤油鶏清湯満版牛舌拉麺」。
日本語に訳すと鶏醤油牛舌ラーメンの全部のせ。

スープは透明感のある醤油ベースで、牛タンの旨味を邪魔せず引き立てる仕上がり。麺は自家製の細めストレートで、スープをしっかりと持ち上げてくれます。
ワインバーならではの繊細な味づくりが、随所に表れています。

分厚くカットされた牛タンが3枚も!丼からはみ出すほど大胆にトッピングされ、そのビジュアルはまさに圧巻。牛タンは低温調理でじっくりと柔らかく仕上げられており、ラーメンのスープとの相性も抜群です。

牛一頭の舌をまるまるスライスした牛タン。牛の舌の大きさがとてもインパクトあります!
限定営業なので時間と定休日をチェック!
ラーメンの提供は平日のお昼限定、しかも数量限定のため、売り切れ次第終了となります。
予約は基本的に受け付けていないため、オープン時間に合わせて訪れるのがおすすめです。
ENO伊諾拉麵專門店(昼)/ENO(夜)
- 住所:台北市大安區
- 営業時間:
昼(ラーメン):11:30〜14:00(売り切れ次第終了)
夜(ワインバー):18:00〜23:00(予約推奨) - 定休日:日曜・月曜
昼は行列のできるラーメン屋、夜は洗練されたワインバー。
「ENO伊諾」はワインが好きな人であれば「一度で二度美味しい」体験できる場所です!
場所はコチラ
MRT文湖線、淡水信義線「大安」駅より徒歩数分。