インドで最も有名な世界遺産タージマハルのある街アーグラ。そのアーグラから西に約40km離れた場所にあるファテープルシークリーという街にもタージマハルとは別の世界遺産があります。
タクシーやツアー等でタージマハルのついでに観光する事が多いと思われるファテープルシークリー。タクシーのチャーターやツアーに申し込むと結構費用がかさむので、格安の路線バスで行った時の情報をメモしておきます。
こちらの記事にはアーグラのバスターミナル、ファテープルシークリーのバスターミナルの様子をメインに記載しています。
アーグラのバスターミナル:イドガーバスターミナル
イドガ―バスターミナル、またはイドガ―バススタンド(Idgah Bus Stand)とも呼ばれるココはアーグラにある近距離路線のバスが集まるバスターミナル。
インド鉄道のアーグラカント(Agra Cantt)駅より徒歩約20分の場所にあります(下にmap貼ってます)。
アーグラカントの駅から徒歩で行くのは可能な距離ですが、駅前から執拗にリキシャの客引きにつきまとわれるので、素直にリキシャに乗ることをおすすめ。

上の写真はイドガ―バスバスターミナルの様子。広い未舗装の広場にバスが集まっています。
バス会社の窓口などはありそうになく、バスの車体にかかれている文字も読めないので、周囲にいる人に行き先を連呼して目的のバスを探し当てます。
バスの周囲には添乗員の様な人が聞き取れないヒンドゥー語で行き先を連呼しているので、その人に行き先を告げると乗るべきバスを教えてくれます。
バスの乗車の仕方は簡単で、行き先のバスに乗り込み出発を待つのみです。
バスの車体はボロボロで、当然交通系ICカードや乗車券といったシステムはありません。
バスが出発すれば添乗員が料金を回収しにくるので、そこで支払えば全てOKです。
おそらく高額紙幣ではおつりがもらえないと思われるので、小銭を用意しておくのが良いと思います。
ボロボロ、面白レイアウトのバスで行く片道1時間と少しの道程
バスへの乗客の出入り口は中央の一か所。そしてバスの前半分は中央にタンクと思われる物体とベンチシートという不思議な車内レイアウト。
またバスの車体に関しても、車検を受ければ一発アウトの様な変形しまくりのボロボロではあるのですが、窓ガラスはどこも割れていない不思議。
アーグラからファテープルシークリーまでの道中、ほとんど乗客を乗せることなく、ダイレクトに現地に着きました。
ファテープルシークリーバスターミナル
アーグラは大きな街なのでバスターミナルはあるとしても、ファテープルシークリーのバスターミナルは未知でした。ひょっとしたら何も目印の無い場所に降ろされるのではないかと不安でしたが、着いてみるとアーグラより立派なバスターミナルでした。

ファテープルシークリーのバスターミナルはきちんと舗装されていて、すぐ近くには売店やトイレなどがそろっています。
バスはここで折り返し、またアーグラへ向かいます。アーグラへ帰る時はここに停まっているバスに乗り込めば迷うことなくアグラへ戻れます。一応念のため行き先は確認しておいた方が良いです。
感覚値ですがバスは1時間に1・2本程度だと思います。

ファテープルシークリーのバスターミナルから見える世界遺産の一部、ジャーママスジドのダルワザです。
上の写真の奥から直接ジャーママスジドへ続く小径があるので、バスターミナルからはすぐ歩いて行けます。

ファテープルシークリーの世界遺産へつづく小径から眺めるバスターミナルの様子。
バスターミナルを挟んで世界遺産の反対側にファテープルシークリーの街が広がっています。
バス基本情報
料金:59Rs(インドルピー、約110円)
支払:車内の添乗員に小銭・小額紙幣で渡す
所要時間:1時間~1時間半
バスの本数:一時間に1~2本程度